鶴翔城跡(読み)つるかけじようあと

日本歴史地名大系 「鶴翔城跡」の解説

鶴翔城跡
つるかけじようあと

[現在地名]芦辺町国分 当田触

飛石とびいし山に築かれた中世の城跡。玄界灘が一望できる高所で、城の麓まで入江であったとされており、海城の性格をもっていたのであろう。史料上は弦懸城とも記される。応永年間(一三九四―一四二八)築城と伝え、こおり城の城主という塩津留氏が居城したといわれる。「海東諸国紀」にみえる塩津留助次郎源経が当田とうだに弦懸城を置いたとされ、一族に源重実・観音寺宗殊らがいるという(壱岐郷土史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android