精選版 日本国語大辞典 「鶴頚」の意味・読み・例文・類語 つる‐くび【鶴首・鶴頸】 〘 名詞 〙① 徳利、花瓶、茶入れなどの、口の下、すなわち、くびにあたる部分が細長いもの。〔文明本節用集(室町中)〕② くびが、鶴のように長いこと。また、そのくびや人。[初出の実例]「仙人の薬なりとや鶴頸にのみこむ酒ぞ千代のためなる」(出典:狂歌・玉吟抄(1608))③ ユウガオの栽培品種。果実は基部が細長い柄状をなし、先が球状にふくらんで径約一〇センチメートルとなる。これを半分に割って乾かすと柄つきの水汲み用の器になる。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例