鷹野つぎ(読み)タカノ ツギ

20世紀日本人名事典 「鷹野つぎ」の解説

鷹野 つぎ
タカノ ツギ

大正・昭和期の小説家,評論家,随筆家



生年
明治23(1890)年8月15日

没年
昭和18(1943)年3月19日

出生地
静岡県浜松市

旧姓(旧名)
岸次

学歴〔年〕
浜松高女〔昭和40年〕卒

経歴
明治42年遠江新聞記者の鷹野弥三郎と結婚し、大正6年から東京で生活。島崎藤村に師事し、11年短編小説集「悲しき配分」を出版。12年結核発病、以後約20年間の闘病生活。他に「ある道化役」「太陽の花」、随筆評論集に「子供と母の領分」「女性の首途」「幽明記」「鷹野つぎ著作集」(全4巻)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鷹野つぎ」の解説

鷹野つぎ たかの-つぎ

1890-1943 大正-昭和時代前期の小説家。
明治23年8月15日生まれ。大正11年島崎藤村創刊の婦人雑誌処女地同人。夫が失業し,自身も結核の闘病をつづけるなかで,平塚らいてうらと交流し,作品を発表した。昭和18年3月19日死去。54歳。静岡県出身。浜松高女卒。本名は次。小説集に「悲しき配分」「ある道化役」,随想集に「真実の鞭」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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