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処女地(読み)ショジョチ

デジタル大辞泉 「処女地」の意味・読み・例文・類語

しょじょ‐ち〔シヨヂヨ‐〕【処女地】

まだ開墾されていない土地
研究調査などで、まだ手がつけられていない分野

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精選版 日本国語大辞典 「処女地」の意味・読み・例文・類語

しょじょ‐ちショヂョ‥【処女地】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 まだ開墾されていない土地。まだ人間によって利用されていない、自然のままの土地。転じて、まだ調査研究の行なわれていない学問分野などについてもいう。
    1. [初出の実例]「人口の増殖は、やがて米国の処女地(ショジョチ)を開拓し来って」(出典:欧米印象記(1910)〈中村春雨〉紐育雑記)
  2. [ 2 ] ( 原題[ロシア語] Nov' ) 長編小説ツルゲーネフ作。一八七七年発表。一八七〇年代に展開されたロシア知識階級によるナロードニキ運動の初期の失敗・挫折を、文明批評を加えて描いたもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「処女地」の意味・わかりやすい解説

処女地
しょじょち
Nov'

ロシアの作家 I.ツルゲーネフの長編小説。 1877年発表。 70年代ロシア社会を風靡した「民衆なかへ」の人民主義運動を扱った作品。反動的,退嬰的な貴族を批判するとともに,急進的革命を皮肉をもって描いたために,発表当時は,左右両陣営から非難を浴びた。ツルゲーネフの最後の長編小説。

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