鹵莽(読み)ろもう

精選版 日本国語大辞典 「鹵莽」の意味・読み・例文・類語

ろ‐もう‥マウ【鹵莽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 塩分を含んだ土地と草の多い野原。土地の荒れ果てていること。また、そのさま。〔揚雄‐長楊賦〕
  3. 軽率で、粗略なこと。また、そのさま。粗略。粗忽。
    1. [初出の実例]「験真偽、不鹵莽」(出典:永平道元禅師清規(13C中)知事清規)
    2. 「既に国内に之を論ずるすら猶且鹵莽にして漏す所多し」(出典:開化本論(1879)〈吉岡徳明〉下)
    3. [その他の文献]〔荘子‐則陽〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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