鹿児神社(読み)かこじんじや

日本歴史地名大系 「鹿児神社」の解説

鹿児神社
かこじんじや

[現在地名]高知市大津 鹿児山

西南流する舟入(ふないれ)川の南岸、鹿児山の西側中腹に鎮座する。祭神は不詳だが住吉神ともいわれる。旧郷社。古くより当地の産土神とされてきた。「高知県神社誌」は神社記によるとして、嘉吉年中(一四四一―四四)公儀によって建立され、社領も二反歩有していたという。

「土佐日記」に「かこのさき」とみえ、紀貫之が見送りの人々と別離を惜しんだ記事からもうかがえるように、鹿児山は古くは岬で、麓は海水の浸す地であった。鹿児の名はこの岬に水主が多く住んだために残ったとする説もあるが、当社もその水主たちを守護する神として祀られた神社といわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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