鹿屋高牧野(読み)かのやたかまきの

日本歴史地名大系 「鹿屋高牧野」の解説

鹿屋高牧野
かのやたかまきの

鹿児島藩営の牧で、たんに高牧野とも称される。上名かんみよう村・中名なかみよう村のほか、一部新城しんじよう村にまたがり、総回り四里五町一一間(「鹿屋名勝志再撰帳」鹿屋郷土誌)。「三国名勝図会」は慶長三年(一五九八)垂水島津家以久の将川上忠実が朝鮮の役(泗川の戦)で奪った馬を放して父馬としたという記事を載せ、「鹿児島県畜産史」は一説として肝付良兼が開いたとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android