しし‐がり【鹿狩・猪狩】
- 〘 名詞 〙
- ① 山野に入りこんで、猪(いのしし)や鹿(しか)などを狩ること。しし。

鹿狩
①〈江戸図屏風〉" />
鹿狩①〈江戸図屏風〉
- [初出の実例]「以二鹿狩鷹狩一為レ業」(出典:吾妻鏡‐文治三年(1187)四月二三日)
- 「野猪狩(シシカリ)に持って行く鉄砲を打ち掛けた」(出典:里芋の芽と不動の目(1910)〈森鴎外〉)
- ② 衣服にたかったシラミを退治すること。
- [初出の実例]「こいつしらみをとるのだと思って其摘草をおらがほうでは猪狩(シシガリ)といふといったら」(出典:洒落本・妓情返夢解(1802)一)
鹿狩りの補助注記
季語は、通常「鹿狩」は秋、「猪狩」は冬とされる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の鹿狩りの言及
【狩猟】より
…14世紀のガストン・フェービュスによれば,ピレネー山脈では貴族が犬を使っての熊狩りもしている。狼,猪,兎,狐,鹿などの狩りのなかで最も高級なのは鹿狩りで,1066年イギリス王となったウィリアム公が好んだのもアカシカ狩りであった。イギリスでは野生の鹿の保護もあって,チャールズ1世のときから兎狩りと狐狩りが奨励された。…
※「鹿狩り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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