麗子像(読み)レイコゾウ

デジタル大辞泉 「麗子像」の意味・読み・例文・類語

れいこぞう〔レイコザウ〕【麗子像】

洋画家岸田劉生による長女麗子の一連肖像画。大正7年(1918)の「麗子五歳之像」に始まり、水彩油彩・木炭淡彩などさまざまな手法で、合計70点以上の作品が描かれたとみられている。大正10年(1921)の作品「麗子微笑」などが有名。

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世界大百科事典(旧版)内の麗子像の言及

【岸田劉生】より

…22年春陽会の創立に客員として参加(1925年退会),草土社は解散となる。このころ,一連の麗子像を中心として,画業は頂点を示したが,歌舞伎を楽しみ,長唄を習い,酒に親しんで,作風はしだいに日本的性格をおびるようになる。23年の関東大震災で17年以来住んでいた神奈川県沼から京都に転居してからは,ますます強く初期肉筆浮世絵や宋元画に傾倒,東洋的な表現を加味した独自の画風を築き,また水墨淡彩の日本画を手がけることも多くなった。…

※「麗子像」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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