むぎ‐ふみ【麦踏】
- 〘 名詞 〙
- ① 麦の徒長や根の凍上を抑えて株張りをよくするために、早春に麦の芽を踏むこと。《 季語・春 》
- [初出の実例]「風の日の麦踏遂にをらずなりぬ」(出典:虚子俳句集(1935)〈高浜虚子〉昭和七年二月)
- ② 踏み臼に入れて、麦を搗くこと。
- [初出の実例]「庭歌〈略〉麦ふみ節 この麦ふみは踏臼のことで、是にも又別の臼唄があった」(出典:民謡分類案(1936)〈柳田国男〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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