麦踏(読み)むぎふみ

精選版 日本国語大辞典 「麦踏」の意味・読み・例文・類語

むぎ‐ふみ【麦踏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 麦の徒長や根の凍上を抑えて株張りをよくするために、早春に麦の芽を踏むこと。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「風の日の麦踏遂にをらずなりぬ」(出典:虚子俳句集(1935)〈高浜虚子〉昭和七年二月)
  3. 踏み臼に入れて、麦を搗くこと。
    1. [初出の実例]「庭歌〈略〉麦ふみ節 この麦ふみは踏臼のことで、是にも又別の臼唄があった」(出典:民謡分類案(1936)〈柳田国男〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む