麻三斤(読み)まさんぎん

精選版 日本国語大辞典 「麻三斤」の意味・読み・例文・類語

ま‐さんぎん【麻三斤】

〘名〙 衣一着分の麻糸が採れる麻の実の量。唐代の禅僧洞山守初が「仏とは何か」と問う僧にこの語をもって答えたことで知られる。禅宗の有名な公案一つ
正法眼蔵随聞記(1235‐38)五「洞山の麻三斤を挙揚して、同衆に示すべしと云て」 〔無門関

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