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無門関 むもんかんWu-men-guan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

無門関
むもんかん
Wu-men-guan

中国,宋の臨済僧無門慧開の著。1巻。紹定1 (1228) 年成立。慧開が,古則公案 48則に評唱とを加えて刊行,参禅者の入門書的な性格を有し,禅林で珍重された。

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デジタル大辞泉の解説

むもんかん〔ムモンクワン〕【無門関】

中国の仏教書。1巻。南宋無門慧開(えかい)著。1228年成立。古来からの公案四十八則を選び、評釈などを加えたもの。悟りへの入門書として、禅宗で重視される。禅宗無門関。

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百科事典マイペディアの解説

無門関【むもんかん】

中国,宋代の禅書。無門慧開〔1183-1260〕が百丈野狐(ひゃくじょうやこ)から乾峰一路までの公案48則を選び,頌(しょう)と評唱を加えたもの。《碧巌録(へきがんろく)》〈従容録〉《臨済録》とともに禅宗で尊重される。

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大辞林 第三版の解説

むもんかん【無門関】

禅書。一巻。1228年、宋の臨済宗の僧、無門慧開著。古人の公案四八則を選び、これに評唱と頌じゆを加えたもの。禅宗無門関。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無門関
むもんかん

中国、宋(そう)代の仏書。一巻。中国臨済(りんざい)宗の無門慧開(むもんえかい)が、禅宗の古則公案より48則を選んで頌(じゅ)を付した公案集。1228年(紹定1)の成立で、慧開に参じた弥衍宗紹(みえんそうしょう)の編集になる。趙州従(じょうしゅうじゅうしん)と雲門文偃(うんもんぶんえん)の禅に強い関心を示す。とくにその第一則の「趙州無字(じょうしゅうむじ)」の公案は重要で、宋代公案禅の極地に位置するという。中国では、早くその伝本を断ったらしいが、日本へは入宋(にっそう)して虚堂智愚(きどうちぐ)に参じて得法した無本覚心(むほんかくしん)(1207―98)によって初めて伝えられたとされ、五山版や古活字版の刊本もある。中世にはあまり関心をひくことがなかったが、江戸時代になると再認識され、多くの注釈が成立した。そのなかでも、『無門関春夕鈔(しゅんせきしょう)』『無門関万安鈔(ばんなんしょう)』『無門関自雲鈔(じうんしょう)』『無門関西柏鈔(せいはくしょう)』などが有名である。[永井政之]
『加藤咄堂著『無門関講義』(『碧巌録大講座 付録』1939・平凡社) ▽朝比奈宗源著『無門関提唱』(1957・山喜房仏書林) ▽平田高士著『禅の語録18 無門関』(1969・筑摩書房)』

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