黄寺(読み)こうじ(その他表記)Huáng sì

改訂新版 世界大百科事典 「黄寺」の意味・わかりやすい解説

黄寺 (こうじ)
Huáng sì

北京市内の北郊安定門外にあったラマ寺院。東黄寺西黄寺とから成る。東黄寺はもと普静禅林と号したが,1651年(順治8)ラマ寺院に改修された。西黄寺は1652年ダライ・ラマ5世の北京訪問に際してその宿舎として建立され,清浄化城と号した。西黄寺は清代北京を訪問するチベット・モンゴル高僧の宿舎にあてられた。黄寺の通称屋根を黄瓦でふいたことによる。西黄寺のみ現存する。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黄寺」の意味・わかりやすい解説

黄寺
こうじ
Huang-si

中国にあるチベット仏教寺院。清朝の入関前に造られた瀋陽の黄寺 (正式名は実勝寺,1638完成) ,入関後に造られた北京の東黄寺 (旧名普静禅林,51改築) ,西黄寺 (一名清浄化城,52建立) の3つがある。屋根瓦が黄色であるところから黄寺といわれる。

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