「黄色いベスト」運動

共同通信ニュース用語解説 「「黄色いベスト」運動」の解説

「黄色いベスト」運動

フランスで11月、自動車燃料価格の高騰や燃料税引き上げに抗議するため始まった市民運動。中心となる主催者はおらず、ソーシャルメディアを通じ広がった。車両故障時の路上作業の際に着用するため車載が義務づけられている黄色いベストがシンボル。11月17日の初の大規模デモには全国で約28万人が参加、道路を封鎖し交通を遮断するなどした。同24日のパリシャンゼリゼ大通りでのデモでは警官隊との大規模衝突が発生。12月1日のパリのデモでは破壊放火多発、400人以上が拘束された。(パリ共同)

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黄色いベスト運動

フランスで2018年11月に始まった反政権の抗議活動。車両故障時の路上作業で着用するため車載が義務づけられている黄色いベストがシンボル。主催者はおらず、ソーシャルメディアで拡大した。低中所得層が主な参加者だが、過激派もデモに加わり、12月1日、パリの凱旋がいせん門に暴徒が侵入し内部の像を破壊。今年3月16日にはシャンゼリゼ通りで店舗の略奪、破壊が多数起きた。(パリ共同)

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知恵蔵mini 「「黄色いベスト」運動」の解説

黄色いベスト運動

2018年11月にフランスの首都パリで始まった同国のマクロン政権に対する抗議運動。デモの参加者がフランス語で「ジレ・ジョーヌ」と呼ばれる黄色い安全ベストを着用していることから名付けられた。同政権の環境保護を目的とする燃料税の引き上げが、郊外地方で生活する低所得者層の強い反発を招き、パリで大規模デモが発生した。これを受け、同政権は燃料税の引き上げ方針を撤回したが、抗議運動は収まらず、全国規模のデモへと拡大した。

(2018-12-18)

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