出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
…明治初年には《名君膝栗毛》《名君道中記》などの演題で釈場にかけられ,また立川文庫が《諸国漫遊 水戸黄門》として収録。歌舞伎では実録本《護国女太平記》(柳沢騒動)から光圀が家臣藤井紋太夫を手討ちにしたくだりを劇化した《黄門記童幼(おさな)講釈》(河竹黙阿弥作,1877初演)が著名。岡本綺堂にも《黄門記》(1927初演)があり,その他映画,ラジオでも黄門の漫遊記が続作された。…
※「黄門記童幼講釈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」