黒河山
くろこやま
山集落より南の黒河川流域一帯の山を黒河山(最高峰は八四九メートル)といい、また葦原山ともいう。当山に関して、山・公文名・御名・砂流・櫛林の五ヵ村を山元五ヵ村といい、野上・市ノ野・小津内・木崎・和久野の村々を入会五ヵ村と称した。また櫛川・莇生野および近江高島郡の白谷・下・有原・野口(現滋賀県高島郡マキノ町)の六ヵ村を卸山と称する。山元五ヵ村より毎年山手銀一貫一一一匁余を小浜藩野坂役所に納め、入会および請山(卸山)村よりは出来銀あるいは山代銀を山元に納めた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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