黒糸(読み)クロイト

デジタル大辞泉 「黒糸」の意味・読み・例文・類語

くろ‐いと【黒糸】

黒い色の糸。
黒糸おどし」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黒糸」の意味・読み・例文・類語

くろ‐いと【黒糸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 黒色の糸。黒く染めた糸。
    1. [初出の実例]「着物三つながら。黒きひつかへしに。黒糸(クロイト)縫紋」(出典浮世草子好色二代男(1684)五)
  3. くろいとおどし(黒糸威)」の略。
    1. [初出の実例]「年の程五十許(ばかり)なる老武者の黒糸(クロイト)の鎧(よろひ)に、五枚甲の緒を縮(しめ)て」(出典:太平記(14C後)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android