黒糸(読み)クロイト

デジタル大辞泉 「黒糸」の意味・読み・例文・類語

くろ‐いと【黒糸】

黒い色の糸。
黒糸おどし」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黒糸」の意味・読み・例文・類語

くろ‐いと【黒糸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 黒色の糸。黒く染めた糸。
    1. [初出の実例]「着物三つながら。黒きひつかへしに。黒糸(クロイト)縫紋」(出典浮世草子好色二代男(1684)五)
  3. くろいとおどし(黒糸威)」の略。
    1. [初出の実例]「年の程五十許(ばかり)なる老武者の黒糸(クロイト)の鎧(よろひ)に、五枚甲の緒を縮(しめ)て」(出典:太平記(14C後)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android