黒色表皮腫(読み)こくしょくひょうひしゅ(その他表記)acanthosis nigricans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒色表皮腫」の意味・わかりやすい解説

黒色表皮腫
こくしょくひょうひしゅ
acanthosis nigricans

黒色棘細胞増殖症ともいう。項頸部,腋窩,乳頭,臍窩鼠径部などに黒褐色の乳頭状皮疹が対側性に多発して融合する。手指足趾,口腔粘膜にも生じることがある。良性型と悪性型とに大別される。良性型は先天性素因により小児期に生じるものもあるが,大部分若年の肥満者に現れ,やせるとともに軽快,消失する。悪性型は中高年者に生じ,ほぼ全例に内臓悪性腫瘍,特に胃癌併発が認められる。

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世界大百科事典(旧版)内の黒色表皮腫の言及

【角化症】より

…優性遺伝。(9)黒色表皮腫 腋窩(えきか)等,おもに皮膚のすれる部分が黒くなり,表面乳頭腫を示すもの。優性遺伝のほか,内臓の悪性腫瘍に伴うものがある。…

※「黒色表皮腫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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