黒野田宿(読み)くろのたしゆく

日本歴史地名大系 「黒野田宿」の解説

黒野田宿
くろのたしゆく

[現在地名]大月市笹子町黒野田

黒野田村内に置かれた甲州道中宿駅。江戸からは二八里余。阿弥陀海道あみだかいどう宿・白野しらの宿と合宿で、当宿は月のうち上一五日を勤め、東は中初狩なかはつかり宿から継ぎ、西は鶴瀬つるせ宿(現大和村)までを継送った。宿往還長一里一五町、宿町並は東西に四町。東の中初狩宿からは一里一五町二〇間、西の鶴瀬宿までは二里半。宿建人馬は二五人・二五疋、うち囲人馬五人・五疋。宿村大概帳によると、天保一四年(一八四三)改の宿内家数七九・人数三三四。宿の中ほどには本陣脇本陣・問屋場が置かれ、旅籠屋が一四軒(大四・中六・小四)もあった(宿村大概帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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