脇本陣(読み)わきほんじん

  • わきほんじん ‥ホンヂン
  • わきほんじん〔ホンヂン〕

大辞林 第三版の解説

江戸時代、宿駅の本陣に次ぐ宿舎。本陣に空きのない場合の予備にあてられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

江戸時代、主として中期以降、本陣予備として街道に設けられた宿舎。本陣に空きのないとき代勤するが、平常は平旅籠(ひらはたご)として営業した。[編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 江戸時代の宿駅で、本陣の予備にあたる宿舎。大名や幕府の重臣が本陣に泊まる時は、家老や奉行の止宿にあてられたが、平常は一般旅客の宿泊にも供された。
※俳諧・雑談集(1692)下「輪の多ければ砕けぬる米〈探泉〉 此宿(このしゅく)の脇本陣の花ざかり〈遠水〉」

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旺文社日本史事典 三訂版の解説

江戸時代,宿駅における本陣の予備用の旅宿
大名行列の人数が多くて本陣に収容しきれない場合に使用された。宿場でも大きな宿屋があてられたが,なお足りない場合は,一般の旅籠 (はたご) も使用された。

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世界大百科事典内の脇本陣の言及

【本陣】より

…なお脇街道などでは,本陣に相当するものに藩営の御茶屋,御仮屋,御旅屋などがあった。また本陣に準ずるものとして,本陣,旅籠屋の両機能を併せもつ脇本陣があり,いずれも幕末,明治初年まで続いた。【丸山 雍成】 規模の大きな宿駅(宿場町)では本陣,脇本陣が数軒あった。…

【旅館】より

…本陣とは,戦のときに大将が駐屯する陣所のことであるが,旅を行軍と考えたことから,大名の宿舎を本陣と呼んだのである。一宿一本陣が原則であったが,大名の往来がはげしい宿場では2軒以上あったり,また予備としての脇本陣や臨時の仮本陣が置かれることもあった。本陣は宿場の中央に位置し,特権として,門,玄関,上段の間を備えたりっぱなもので,本陣主は名主などその宿場を代表する名家がつとめた。…

※「脇本陣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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