鼻を鳴らす(読み)ハナヲナラス

精選版 日本国語大辞典 「鼻を鳴らす」の意味・読み・例文・類語

はな【鼻】 を 鳴(な)らす

  1. 鼻から出るような音をさせる。犬がくんくんと鳴く声などにいう。また、鼻にかかった声を出して、甘えたりすねたりする動作や、嘲笑したり不満を表わしたりする動作にもいう。
    1. [初出の実例]「掛乞が鼻鳴らすのは歌そうな」(出典:雑俳・千枚分銅(1704))
    2. 「お芋をおくゑトはなをならしてねだる」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android