鼻元(読み)ハナモト

デジタル大辞泉 「鼻元」の意味・読み・例文・類語

はな‐もと【鼻元/鼻許】

鼻のつけね。鼻のあたり。
手近な所。目前のこと。
「少し口の利いたる者が―ばかりに思案あれば」〈甲陽軍鑑一四

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鼻元」の意味・読み・例文・類語

はな‐もと【鼻元・鼻許】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鼻の付け根。鼻の辺。鼻のそば
    1. [初出の実例]「蚯蚓のやうなものがはなもとをあるけども、はたらかいで不知やうにしていて」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)賈誼第六)
  3. 手近な所。目前の事。
    1. [初出の実例]「利根過たる大将は、はなもとに分別ありて」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品一二)

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