① 貧毛目に属する環形動物の総称。世界に約三〇〇〇種があり、小形種で体長二~三ミリメートル、大形種は二メートルにもなる。体は細長い円筒状で、多数の環節からなる。前端に頭があり、やや後方の太くなった環帯と呼ばれる部分に生殖孔が開く。雌雄同体で、再生力が強い。陸生または水生で、多くは枯葉や腐植土を食い、中の有機物を栄養とする。光を感ずる細胞をもち、常に暗がりの方へ進む性質をもつ。普通にみられるのは赤みを帯びたシマミミズで体長一〇センチメートルくらいになる。世界中に分布。魚釣りのえさにするほか、乾燥したものを解熱剤にする。赤龍(せきりょう)。めめず。きつねのそば。《 季語・夏 》