鼻腐(読み)ハナクタ

デジタル大辞泉 「鼻腐」の意味・読み・例文・類語

はな‐くた【鼻腐】

鼻の欠け落ちること。また、鼻を損じて声のはっきりしないこと。
上り口には―の中年増」〈滑・浮世風呂・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鼻腐」の意味・読み・例文・類語

はな‐くた【鼻腐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はなぐた」「はなくだ」とも )
  2. 鼻の欠け落ちること。梅毒などで鼻をそこねて声がはっきりしないこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「鼻くたも袖にはかほる花見かな〈朝徹子〉」(出典:俳諧・六百番誹諧発句合(1677)一二二番)
  3. 低い鼻。
    1. [初出の実例]「鼻凹(ハナグタ)の見にくきをわらへば」(出典洒落本跖婦人伝(1753))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android