日本歴史地名大系 「龍前院」の解説 龍前院りゆうぜんいん 神奈川県:茅ヶ崎市浜之郷村龍前院[現在地名]茅ヶ崎市浜之郷 本社鶴嶺(つるみね)八幡社の北東にある。曹洞宗、懐島山と号する。本尊阿弥陀如来坐像。古くは法相宗、後に古義真言宗となって鶴嶺八幡社の僧坊の一つとなったが、永正五年(一五〇八)宗賢(そうけん)院(現藤沢市)二世の楞山宗厳によって曹洞宗寺院として再興されたという(皇国地誌)。「風土記稿」は大庭景義の祖平良正の開基と伝え、天正一九年(一五九一)浜之郷(はまのごう)村領主となった旗本山岡景長が檀那となって中興再建。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by