精選版 日本国語大辞典 「龍舌蘭」の意味・読み・例文・類語 りゅうぜつ‐らん【龍舌蘭】 〘 名詞 〙① ヒガンバナ科のアガベ属の総称。主にアメリカ合衆国とメキシコの乾燥地原産で、約三〇〇種あり、観賞用に栽培される。② ①の一種で多年草。メキシコ原産で、江戸時代に渡来し、観賞用に栽培される。葉は根生し、狭披針形で厚く、長さ一~二メートル、縁は黄白色でかたいとげを列生。夏、花茎を高くのばし、淡黄色の筒状花を円錐状につける。花はごくまれに咲き、一度結実すると株は枯れる。葉の繊維で織物をつくり、また葉のしぼり汁でテキーラを醸造する。りゅうぜつそう。まんねんらん。センチュリープラント。アガベ。《 季語・夏 》 〔日本植物名彙(1884)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例