であんす

精選版 日本国語大辞典 「であんす」の意味・読み・例文・類語

で‐あん・す

  1. 〘 連語 〙 ( 「であります」または「でござります」の変化したものという ) 軽い丁寧の意をもった断定を表わす。近世上方で、奴(やっこ)など一部の男性使用。「でやんす」の前の形。
    1. [初出の実例]「これ一つ気の毒であんす」(出典:咄本・軽口露がはなし(1691)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android