カク(クヮク)・なめす(漢字)

普及版 字通 の解説


15画

(異体字)
17画

[字音] カク(クヮク)
[字訓] なめす

[説文解字]
[金文]

[字形] 会意
(らつ)+虎。〔説文五上に「虎の攫畫(くわくくわく)するなり」とするが、文義が明らかでなく、〔段注〕に「字の本義久しく廢して、用ふるものること罕なり」という。金文字形によると、虎皮を剝取して治める形。金文の賜与に「朱」の語がみえ、旗桿に虎皮をいて飾ったものであろう。字はまたに作り、〔論語、顔淵〕に「虎」とあり、車軾の中央に巻く皮を(くわくこう)という。

[訓義]
1. 虎皮をなめす、なめす、なめした皮。
2. 国族の名。
3. 虎のつめあと。

[古辞書の訓]
立〕 クニノナ/ ヒラク

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android