クソン(亀城)市(読み)クソン(英語表記)Kusǒng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クソン(亀城)市」の意味・わかりやすい解説

クソン(亀城)〔市〕
クソン
Kusǒng

北朝鮮,ピョンアンプク (平安北) 道の中部にある工業都市。チョギュリョン (狄踰嶺) 山脈末端の南麓にテリョン (大寧) 江の支流が形成した沖積平野にある。年降水量は 1300mmで,朝鮮半島における多雨地の一つ。また気温の年較差が大きい。 1019年高麗軍が契丹軍との戦いで大勝した地。米とトウモロコシの栽培が盛んで,金の産地としても知られていた。朝鮮戦争中に工業が興り,内陸工業都市として発展。工作機械,鉱山機械などの工場があり,輸出も行われている。繊維,化学調味料の工場もある。ピョンブク (平北) 鉄道が通り,ピョンドク (平徳) 鉄道と接続する。人口 17万 7000 (1987推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android