シタール [sitar(ヒンディー)](読み)シタール

音楽用語ダス の解説

シタール [sitar(ヒンディー)]

14世紀頃に考案されたといわれる北インドの代表的な撥弦楽器ラビ・シャンカールによって世界的に知られるようになり、ジャズやロックなど、種々の音楽の分野で利用されている。棹の長さは90cm弱で、弓状に湾曲したフレットが16~22ある。胴はふくべのような堅果を半割りにするか、そのような形の木彫りで、響板が張られている。演奏の際は、左手指にヤシ油をつけ、中指人差指でフレットの上を上下や左右に動かし、弦の上をすばやくすべらせる。腕で楽器を安定させておき、右手親指を胴の縁につけ、人差指にミズラーブ(針金製の爪)をつけて弦を掻く。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android