メドーフォックステール(英語表記)Alopecurus pratensis; meadow foxtail

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メドーフォックステール」の意味・わかりやすい解説

メドーフォックステール
Alopecurus pratensis; meadow foxtail

イネ科の多年草。ヨーロッパ,西アジア,北アフリカ原産牧草として栽培され,世界の温帯に広く帰化している。日本には明治初期に牧草として輸入されたが,いまでは各地に野生化している。短い根茎があり,草丈は 1m内外。葉は線形で長さ 20~40cm,白緑色で縁に細かい鋸歯がある。夏,茎頂に長さ4~6cm,径8~10mmの円柱状の花穂をつける。緑色または帯紫色で,多数の小穂を密生し軟らかい。和名オオスズメノテッポウ

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android