モミタケ(樅茸)(読み)モミタケ(英語表記)Catathelasma ventricosum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モミタケ(樅茸)」の意味・わかりやすい解説

モミタケ(樅茸)
モミタケ
Catathelasma ventricosum

担子菌類マツタケ目シメジタケ科。夏秋の頃,モミ,エゾマツなどの針葉樹林地上孤生または群生する。傘は径8~20cm,初め半球形ないし丸山形でのちに開いてほとんど平らになる。表面淡黄色または淡褐色,中央は褐色。縁は強く内に巻き,綿状の膜となる。ひだ白色または帯黄色。柄は径3~4cm,太いものは4~6cmで長さ 10~21cmに及ぶ。不完全な鍔 (つば) をもち鍔より上は白色,下は傘と同色。胞子紋は白色。食べられる。北海道,本州,四国に産し,サハリン,北アメリカにも分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android