七つ新屋新田(読み)ななつしんやしんでん

日本歴史地名大系 「七つ新屋新田」の解説

七つ新屋新田
ななつしんやしんでん

[現在地名]清水市七ッ新屋

七つ新屋村の西、有度山うどさん丘陵北麓にあり、西はくすのき村・楠新田。寛永九年(一六三二)から幕府領、宝永二年(一七〇五)旗本桜井領となり、同領で幕末に至る(旧高旧領取調帳など)元禄郷帳では高六一石余。灌漑用水長崎ながさき堤より取水した。正徳六年(一七一六)から東海道江尻えじり宿の助郷を勤め、役高六一石(「江尻旧記」など)。寛政二年(一七九〇)清水湊廻船問屋播磨屋作右衛門闕所にかかわる江戸出府路用を村中で定めた割合帳(望月家文書)によれば銭一貫文以上の出金一名、銭五〇〇―一貫文五名、銭一〇〇文―五〇〇文一四名、銭五〇文未満一四名、合計三七名。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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