三碓村(読み)みつがらすむら

日本歴史地名大系 「三碓村」の解説

三碓村
みつがらすむら

[現在地名]奈良市三碓町、および百楽園ひやくらくえん二―四丁目・富雄北とみおきた一―三丁目の各一部など

富雄川東部、二名にみよう村南方にある。三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に「三唐臼」と記し、「二条宴乗記」永禄一三年(一五七〇)五月二五日条に「不退寺衆来也、西野にてミツカラウスノ者をコロス」とある。ミツカラウスは水碓か。「大和志」の平群へぐり郡「製造」の部に「油、以水碓、製之竜田及椿井村」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android