下ノ御門町(読み)しものみかどちよう

日本歴史地名大系 「下ノ御門町」の解説

下ノ御門町
しものみかどちよう

[現在地名]奈良市下御門しもみかど

光明院こうみよういん町の南に所在。「奈良曝」に「下ノ御門町 町役三十壱軒。餅飯殿町の南となり町。南都七御門の内。いにしへならの京の時、下ノ御門なにがしと云公家の住給ひし跡なるゆへにかく名付」とみえる。永仁二年(一二九四)大仏灯油料田記録添上郡の作人として「下御門」の十郎入道がみえ、「多聞院日記」永禄一一年(一五六八)七月一二日条によれば雷が下御門へ落ち、天正三年(一五七五)七月には地子未納のため度々催促されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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