下村 三郎(読み)シモムラ カズオ

20世紀日本人名事典 「下村 三郎」の解説

下村 三郎
シモムラ カズオ

昭和期の弁護士 元・最高裁判事。



生年
明治36(1903)年1月2日

没年
昭和55(1980)年8月4日

出身地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学法学部卒

経歴
昭和2年司法官試補、38年仙台高裁長官、39年東京高裁長官。40〜48年最高裁判事を務め、“悪徳の栄え事件”“八幡製鉄政治献金事件”などの裁判に関与した。“昭電事件”芦田関係の二審裁判長でもあった。退官後は弁護士となって、ロッキード事件全日空ルート橋本被告の弁護団長格を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「下村 三郎」の解説

下村三郎 しもむら-かずお

1903-1980 昭和時代裁判官
明治36年1月2日生まれ。松江地裁所長などをへて,昭和40年最高裁判事。東京高裁判事のときチャタレイ裁判で一審無罪を有罪に逆転させた。退官後はロッキード事件の橋本登美三郎の弁護団長格。昭和55年8月4日死去。77歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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