九十軒町(読み)くじつけんちよう

日本歴史地名大系 「九十軒町」の解説

九十軒町
くじつけんちよう

[現在地名]東区いずみ三丁目・代官だいかん

きよう町筋の東端に位置、西はしん町に接する。天道てんどう町角から東へ一丁、萱屋かや町筋を北に折れて飯田いいだ町角までの一丁、その二丁をいう(尾張志、金鱗九十九之塵)。元和年間(一六一五―二四)町屋ができ、新町の東にあたるところから東新ひがししん中の切なかのきりとか、山口新やまぐちしん町とかよばれた(尾張志、府城志)。寛文五年(一六六五)九十軒町と改号、当時家数が九〇軒であったことに基づく(尾張城南陌名由緒)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android