仏降(読み)ほとけおろし

精選版 日本国語大辞典 「仏降」の意味・読み・例文・類語

ほとけ‐おろし【仏降】

  1. 〘 名詞 〙 東北地方で、葬式の終わったあと、巫女を頼んで新仏の口寄せをすること。道明け。
    1. [初出の実例]「葬送の終ったすぐ後に、ほとけ降(オロ)しは必ずすべきもののやうに、信ずる者を多くしたのである」(出典先祖の話(1946)〈柳田国男〉七四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android