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巫女 ふじょ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

巫女
ふじょ

「巫女 (みこ)」のページをご覧ください。

巫女
みこ

神子とも書く。神に奉仕する女性の総称。本来は,神社において憑坐 (よりまし) として神託を伝えるのを務めとし,このため清浄な女性であることが条件とされ,未婚の女性を任命し,結婚とともに退職させるのが決りであった。

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デジタル大辞泉の解説

ふ‐じょ〔‐ヂヨ〕【×巫女】

神に仕えて神意を伝える女。未婚の処女とされる場合が多い。みこ。かんなぎ。

み‐こ【巫女/神子】

神社に属し、神楽を舞ったり神事に奉仕して神職を補佐する女性。かんなぎ。
祈祷・卜占(ぼくせん)や死者の口寄せをする女性。東北地方いたこ、沖縄地方のゆたなどの類。ふじょ。「恐山(おそれざん)の―」
古代ギリシャや古代ローマにおいて神に仕え、神の意思を託宣した女性。

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大辞林 第三版の解説

ふじょ【巫女】

みこ(巫女) 」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

巫女
みこ

神霊に奉仕する女性、童女のこと。古来、日本には宮廷や神社に仕え、神職の下にあって祭典の奉仕や神楽(かぐら)をもっぱら行うものと、民間にあって神霊や死霊の口寄せなどを営む呪術(じゅじゅつ)的祈祷(きとう)師の二つの巫女の系統がある。前者の例では、神祇(じんぎ)官に仕える御巫(みかんなぎ)(大御巫、坐摩(いがすり)巫、御門(みかど)巫、生島(いくしま)巫)、宮中内侍所(ないしどころ)の刀自(とじ)、伊勢(いせ)神宮の物忌(ものいみ)(子良(こら))、大神(おおみわ)神社の宮能売(みやのめ)、熱田(あつた)神宮の惣(そう)ノ市(いち)、松尾神社の斎子(いつきこ)、鹿島(かしま)神宮の物忌(ものいみ)、厳島(いつくしま)神社の内侍(ないし)、塩竈(しおがま)神社の若(わか)、羽黒神社の女別当(おんなべっとう)などがあり、いずれも処女をこれにあてた。これに対して、民間の巫女には、市子(いちこ)の語が全国的に用いられている。市子は、斎子(いつきこ)の転訛(てんか)であるともいう。また、東北地方では、巫女のことを一般にいたこといい、これらの巫女はほとんど盲目である。そのほか、関東の梓(あずさ)巫女、羽後(うご)の座頭嬶(ざとうかか)、陸中の盲女僧、常陸(ひたち)の笹帚(ささはた)きなどの称がある。これら二つの系統の巫女は、その起源をたどれば、もともと神に仕えるのが女性であったことに由来する。たとえば、邪馬台(やまたい)国の卑弥呼(ひみこ)が鬼道に仕えたとする記事や、記紀の伝承にみえる天照大神(あまてらすおおみかみ)、倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)、倭姫命(やまとひめのみこと)、神功(じんぐう)皇后などには、神に仕える女性としての原型がみられる。沖縄では現在も主として女性のみが神に仕えることができる、という根強い信仰がある。のろやゆたがこれで、のろは女職で、その名称は神託を宣(の)ることに由来し、各集落のウタキ(拝所)やカムアシャギなどで祭祀(さいし)を行ったりオモロ(古謡)を歌い舞う。これに対し、ゆたは、いたこ、市子などと語源的に同系のものと思われ、中年を過ぎて突発的に神がかり状態になり、その資格を得ることが多い。神がかりをしていろいろの占いや死霊・生霊の口寄せを職とする。本州では、のろにあたる女性司祭者の地位が、早く男性神職にとってかわられ、神社巫女として神職の補助的な役割を担うようになったと考えられている。[茂木貞純]
『山上伊豆母著『巫女の歴史』(1972・雄山閣出版)』

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世界大百科事典内の巫女の言及

【いたこ】より

…東北地方の津軽・南部地域で活躍する巫女の名称。多くは盲目の女性で,初潮前の少女期に師匠を決め弟子入りする。…

【満功】より

…佐々木喜善(きぜん)の《聴耳草紙》に採録されている長須田(ながすだ)マンコの話では,生まれたばかりの赤子を鷲(わし)にさらわれ,13年後に地獄山で愛児と再会する母の名前がマンコである。マンコは後に愛児が修行する寺の近くの地獄山に庵を建てて住み,巫女となって毎日念仏を唱えたとされる。地獄山には今日でもマンコ屋敷跡があって,あたりには賽(さい)の河原のように小石を積んだ小さな塔がたくさんある。…

【ムーダン】より

…その機能は司祭,巫医,卜占予言,霊媒,神話の伝承者,芸能娯楽的機能等であるが,最も重要なのは芸能娯楽的機能である。ムーダンは本来〈歌舞降神〉の巫女を意味し,歌舞に巧みなことが巫女としての資格の重要な要素である。 朝鮮のシャーマンは入巫形態から降神巫と世襲司祭巫の二つに分類される。…

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