内匠新田(読み)たくみしんでん

日本歴史地名大系 「内匠新田」の解説

内匠新田
たくみしんでん

[現在地名]足立区南花畑みなみはなはた一丁目・同三丁目など

綾瀬あやせ(新川)右岸に位置し、北と南は花又はなまた村、西は保木間ほきま村など。武田氏旧臣と伝える芦川氏が中心となり開発したという。日光道中千住宿と大原だいばら(現埼玉県八潮市)間で人馬継ぎが行われていた下妻しもつま道が通る。綾瀬川には内匠橋が架かっていた。田園簿に村名がみえ、田五五石余・畑六石余。元禄郷帳では高三九石余。助郷役は千住宿に出役。「風土記稿」では家数二六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android