原 健策(読み)ハラ ケンサク

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「原 健策」の解説

原 健策
ハラ ケンサク


職業
俳優

本名
松原 義男

別名
別名=原 健作

生年月日
明治38年 4月23日

出生地
広島県 広島市新市町

学歴
呉港中〔大正12年〕中退

経歴
大正12年新民衆劇学校に1期生として入校。14年聯合映画芸術家協会の「弥陀ケ原の殺陣」で映画初出演。15年に退団するまで大河内伝次郎と共に舞台で活躍。昭和9年新興キネマ京都へ入社、映画俳優に転進。翌年千恵蔵プロへ。12年解散後は日活太秦、17年大都京都を経て、24年東映京都へ。この間、伊丹万作や溝口健二などの作品の難役に出演。役柄の幅が広く信頼も厚く、難役にひっぱりだこだった。28年芸名を健作から健策に改める。31年京都市民映画祭特別賞受賞。他の出演作に映画「雪之丞変化」「まぼろし城」「狐の呉れた赤ん坊」「新撰組」「赤穂浪士」などがある。

受賞
京都市民映画祭特別賞〔昭和31年〕

没年月日
平成14年 2月7日 (2002年)

家族
三女=松原 千明(女優)

伝記
なつかしい芸人たち 色川 武大 著(発行元 新潮社 ’89発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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