垢掻(読み)あかかき

精選版 日本国語大辞典 「垢掻」の意味・読み・例文・類語

あか‐かき【垢掻】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代風呂屋で客の垢を落とすことを業とした女。私娼を兼ねる場合が多かった。垢掻女(あかかきおんな)湯女(ゆな)。ふろ女。
    1. 垢掻き〈好色一代男〉
      垢掻き〈好色一代男〉
    2. [初出の実例]「ぼんのうの垢かき 兵庫風呂屋者の事」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android