塁を摩する(読み)ルイヲマスル

デジタル大辞泉 「塁を摩する」の意味・読み・例文・類語

るい・する

《「春秋左伝」宣公一二年から》
敵陣の間近にまで迫る。
技量地位がほとんど同等になる。「師の―・する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塁を摩する」の意味・読み・例文・類語

るい【塁】 を 摩(ま)する

  1. 敵の塁にま近く迫る。〔春秋左伝‐宣公一二年〕
  2. ほとんどそれと同等の地位・技量に達しようとする。匹敵する。
    1. [初出の実例]「大道に出る豆蔵の塁を摩して雄を争ふも可なりといふ程では有るが」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

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