太田原 豊一（読み）オオタワラ トヨイチ

20世紀日本人名事典

太田原 豊一
オオタワラ トヨイチ

大正・昭和期の医学者 熊本医科大学学長。

生年

明治22(1889)年

没年

昭和23(1948)年6月18日

出生地

岡山県

学歴〔年〕

熊本医専〔大正3年〕卒

学位〔年〕

医学博士〔大正11年〕

経歴

伝染病研究所に入り石原喜久太郎に師事、鼠咬症スピロヘータ、痘毒の研究に従事、大正11年熊本医科大学に転じ、13年衛生学教授となった。この間、熊本県の地方病であった流行性腺熱の研究を行い、癩、鼠癩、非病原性抗酸性菌の研究に携わった。昭和20年熊本医大学長となった。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

太田原豊一 おおたわら-とよいち

1889－1948　大正-昭和時代の衛生学者。
明治22年生まれ。伝染病研究所技手などをへて,大正13年熊本医大(現熊本大医学部)教授,昭和22年学長。鼠咬(そこう)症,痘毒,流行性腺熱(せんねつ)などの研究で知られた。昭和4年学士院東宮御成婚記念賞。昭和4年学士院東宮御成婚記念賞。昭和23年6月18日死去。60歳。岡山県出身。熊本医専卒。

出典　講談社