奉教人の死(読み)ホウキョウニンノシ

デジタル大辞泉 「奉教人の死」の意味・読み・例文・類語

ほうきょうにんのし〔ホウケウニンのシ〕【奉教人の死】

芥川竜之介短編小説。大正7年(1918)9月雑誌三田文学」に発表長崎舞台に、あるキリシタン孤児の殉教を描く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の奉教人の死の言及

【黄金伝説】より

…1348年のジャン・ド・ビニェによるフランス訳,1477年に印刷刊行されたカクストンによる英訳等が有名である。芥川竜之介は《奉教人の死》で聖マリナ伝をスタイセン著の聖人伝によって扱ったが,キリシタン版《れげんだ・あうれあ》によるとしたため,一時この架空の書の存在が信じられたという。聖人伝【松原 秀一】。…

※「奉教人の死」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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