山田牧村(読み)やまだのまきむら

日本歴史地名大系 「山田牧村」の解説

山田牧村
やまだのまきむら

[現在地名]山田村牧

沼又ぬまのまた村の南西和田わだ川上流の丘陵地に立地する。天文(一五三二―五五)頃、水野五郎勝重が飛騨国小鷹利こたかり(現岐阜県古川町)の領主牛丸又太郎平重親に、「山田の牧の馬」として柑子栗毛を送ったという(越中宝鑑)中世より牧場として使用されていたことを示す所伝か。正保郷帳には記載がなく、元禄一一年(一六九八)郷村高辻帳には、清水しようず村の一〇町ほど東にある枝村新田として高三三石余と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android