岡山鳥(読み)おか さんちょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡山鳥」の解説

岡山鳥 おか-さんちょう

?-? 江戸時代後期の戯作(げさく)者。
江戸の人。下級武士であったが,浪人して滝沢馬琴入門,文化5年(1808)「駅路春鈴菜物語」を刊行。のち式亭三馬に師事し,滑稽(こっけい)本,合巻を執筆した。狂歌もよくした。名は長盈。字(あざな)は哲甫。通称は島岡権六,のち芳右衛門。別号に丹前舎,竹廼門(たけのと),節亭琴驢(きんろ)。著作に「岡釣話」「江戸名所花暦」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android