巳の日(読み)みのひ

精選版 日本国語大辞典 「巳の日」の意味・読み・例文・類語

み【巳】 の 日(ひ)

  1. 十二支の巳に当たる日。
    1. [初出の実例]「やよひのついたちに出で来たるみの日」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)
  2. 弁財天縁日である己巳(つちのとみ)の日のこと。
    1. [初出の実例]「又だのみして美濃だよりきく〈野坡〉 かかさずに中の巳の日をまつる也〈利牛〉」(出典:俳諧・炭俵(1694)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android