御所野村(読み)ごしよのむら

日本歴史地名大系 「御所野村」の解説

御所野村
ごしよのむら

[現在地名]秋田市上北手御所野かみきたてごしよの

標高四〇―五〇メートルの御所野台地上にあり、羽州街道に沿う。

享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に、末戸すえど村の支郷として「御所野村六軒、天和年中羽立」と記す。天和年間(一六八一―八四)以前には藩主の鷹狩場となっていたが、「豊成より半里横山より半里その間に民家なし、旅人及往来の夫道の難あらん事を憐み」(六郡郷村誌略)、新たに立て置かれた村という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報