佐竹義処(読み)さたけ よしずみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐竹義処」の解説

佐竹義処 さたけ-よしずみ

1637-1703 江戸時代前期の大名
寛永14年8月21日生まれ。佐竹義隆の子。寛文12年出羽(でわ)久保田藩(秋田県)藩主佐竹家3代となる。元禄(げんろく)14年弟義長(よしなが)に2万石,甥義都(よしくに)に1万石を分与評定所の設置,三方(さんかた)の整備など機構改革,藩文書所(のちの秋田史館)をもうけた。元禄16年6月23日死去。67歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の佐竹義処の言及

【秋田藩採集古文書】より

…秋田藩が藩士に家蔵の文書,記録,系図等を提出させ,謄写,編纂した古文書集。1696年(元禄9)秋田藩主佐竹義処が開始した佐竹家譜編纂事業の一環として作成され,後年の追加編纂部分を含めて67冊を数える。第1巻に文書目録,次に佐竹氏あて文書の集成たる御文書6冊,以下佐竹一門一家,重臣,旗本諸士の順に家別,編年で編纂した60冊を配する。…

※「佐竹義処」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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